家族が一気に4人減って、3人家族になりました。
佐土原家、3人で再出発です。
「なんだか・・・ちょっと寂しくなったな・・・。」
「そうね・・・。」
ちょっぴりセンチメンタルな二人。
左京を大きな部屋(元・ユリアさん夫婦の部屋)に移して、空き部屋をネクター部屋に改装しました。
ずいぶん前に、ネクターマシンを買ってたのだけど、置く場所がなくって、(地下室作ったら動作が不穏になったんで、即、撤去したんですよねー。)今まで暖めてました。
「早速作ってみよ。」
「せっせ、せっせ・・・。」
「ひゃあっ!」
何回かに1回は、フルーツ潰してるときに尻餅つきますね~。
ヒイナさん、ネクター作りスキル、6くらいで結構高いのに。
「・・・ワタシが尻餅ついたネクターなんか美味しいわけないけど・・・。」
ここに、ネクターを味わうためにテーブルと椅子を設置してあげたんですが、この椅子、よほど座り心地がいいのか、みんな好んでここで食事をするように・・・。
左京もこれ、この通り。
で、フランスで買ってきたネクターやら、墓探索で見つけたネクターやらを、結構な本数、ネクターラックに入れているのに、フリーウィルではネクター、飲まないんですよ。
ネクタリーでは際限なく味わってるっていうのに。
けど、たまーに以蔵が、『職場にネクターを持ってきて!』というチャンスを受けるんですが、ヒイナさんが作ったヤツで事足りるので、フランスまで行かなくてよくなりました。
「母さん、話あるんだけど。」
「なぁに?」
「俺、ちょっと旅に行きたいんだよねー。」
「えっ?どこ行くの?ワタシも行きたーい!」
「いや・・・一人で行きたいんだけど。」
側で見てた以蔵も話しに加わります。
「ん?どこ行くって?」
「うん。フランス。」
「フランスかぁ。お前が子供の頃、連れて行ったなぁ。」
「ちょっと、さ。仕事始める前に、自分探しの旅に出たいんだよね。」
「ふむ。」
「だから一人旅がいいんだ。」
「ヒイナ、左京も一人前の男なんだ。今回は一人で行かせてやろうじゃないか。」
「ん~・・・そうね。」
「それに・・・久しぶりに二人っきりで思いっきり・・・。」
左京の思惑と以蔵の思惑が合致しました( ̄▽ ̄) ニヤ
そんなわけで、左京の自分探しの一人旅です。
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