どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

日曜日, 8月 29, 2010

純粋さは武器になる

「さぁーって!いよいよ氷に挑戦~♪」

着々と彫刻の腕を磨いていく橘花。
これを極めた時・・・何が起こるのでしょうか。
「チェーン・ソー、重たい・・・。最近運動不足だし、体力つけないとマズイかも・・・。」

彫刻家も体力勝負なのかも知れません。
なにしろ扱う道具の中には、こんな重たいものもあるのですから。

それでも順調に作品を仕上げていきます。
「夏はこれがいいな!涼しい~。」

ホント、涼しそうです。
まもなく完成。

作り始めると、時間が経つのも忘れて没頭してしまいます。


「あーお腹減ったー。これ、ダニエルが作ったの?うまくなったね!」
「ううん。左京。」
「あ。道理で美味しいと思ったよ。」
「ちぇー。」

ワッフルを焦がすことはなくなりましたが、今、ほとんどの食事は左京が作っています。
左京もさほど料理の腕がいいわけではないのですが、ダニエルよりマシ。

「左京さんてー音楽だけじゃなくって、いろんなこと得意ですよね?」
「いろいろ勉強したからな。」
「なんでも出来るんでしょ?なんでミュージシャンになったんですか?」

「ん~・・・理由はいろいろあるけど、一番大きいのは・・・意地、かな。」
「意地?」
「そ。誰にも何にも言わせないってくらい有名になってやるって意地。」

「今でも十分だと思うけど・・・。」
「まだまだだね。」

「やりたい、ってだけじゃダメかなぁ。俺、クラシック好きだから、奏者になりたいんですよねー。」
「それが実は一番大事だよ。・・・お前、純粋だな。」

「やってみれば?ギターくらいなら教えるよ。」
「ん~・・・でも、今は・・・。」

兄に言われた言葉が引っかかります。
まずは医者として一人前になることが先なのです。

「ま、若いウチはいくらでも遠回りするんだな。」

左京自身も音楽の道に入ったのは遅かったので、そんなに焦る必要はない、と思っています。

「それより、墓だ!」

橘花の許可をもらったので、早速墓作りを開始しました。
「このくらいでいいかな?」

「母さんが好きだった花・・・。」

ヒナギクの花を飾り、二人の墓石を置きました。
「こんな感じ?」

もちろん・・・灯台が見える方向に向けて。
「ふぅ。・・・汗が眼に入った・・・。」

「ちょっと遠くて霞んでるけど・・・これで我慢してくれよ。父さん、母さん。」

大丈夫。
きっと左京の想いは届いています。

「あ、マズイ。寝過ごした・・・。」

実は昨夜、遅くまで発明品を作っていたので、目が覚めるともう昼近く。
そんな気配を察して、宗太が部屋に入ってきました。
「橘花さん、おはよ!よく寝てたね!」
「寝過ごしちゃった。・・・彫刻、作る?」

「彫刻も作りたいけど・・・あのね。絵、飾っていい?」
「宗太くんが描いた絵?部屋に飾ってるじゃん。」

「ボクのじゃなくてさ、おじいちゃんの描いた絵。」

「どこでも飾っていいよ。ワタシに聞かなくてもいいんだってば。」
「大きい絵だからさー。2枚あるし。どこがいいかな?」

「じゃ、洗濯室は?広いし。」
「うん!飾ってみるね!!」


早速、2枚並べて飾ってみました。
「同じモチーフだけど・・・タッチが違うんだな・・・。」

「やっぱさすがだよな、おじいちゃん・・・。」

「あ、これ?おじいさんの描いた絵?スゴーイ!!ステキ!!」

「でしょ?左がいっぺん死に掛けた時に描いてた絵で、右がホントに亡くなる直前まで描いてた絵なんだよ。」
「そうなんだ・・・。」

「ねっ、久しぶりにおじいちゃんの絵見たら、美術館行きたくなっちゃった。一緒に行こ?」
「いいわよー。」

以蔵の絵にかこつけて、デートの誘い、成功です。
橘花は、『デート』などと思ってくれないのは分かっています。
それなら、今は子供のふりをして、うんと橘花に甘えておきたい、と思っていました。



やっとお墓が出来ました!
あまりにも適当に作ってしまって申し訳ないんですけど、花飾ったらそれなりに見えますねー。
灯台は、ホント、かすかにしか見えません。
ツイン・ブルックってもしかして、晴れの日と曇りの日がある?
けっこうよく見えるときもあるんだけど・・・時間によって違うのかな?

以蔵の絵も飾ってあげることが出来ました。
並べて飾ってみて初めて、「タッチが違う!!」ということに気付きましたよ(^-^;)ヾ
宗太に持たせっぱなしだったのでね。

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