
タクシーの運転手に「クレメンタインの家まで。」と告げたら、この場所で下ろされました。
「・・・灯り、ついてるみたいなんだけど・・・。」

一瞬、やっぱり化かされたか?・・・と思いましたが・・・。
「開いた・・・。」

鍵を使って開くことが出来ました。
「シーンとしてる・・・。ホントに誰も住んでないの・・・?」

「二階がある。」

「・・・誰もいないし、なーんにもない・・・。」

「ここも・・・。」

どの部屋も空っぽで、誰もいません。
1階に降りて、
「ここは・・・ダイニングキッチンか・・・。」

「こっちは・・・」

「洗濯室?」

とにかく広い広い、そしてがらんとしたクレメンタインの家。
でも、そんな中で、唯一、最小限の調度が揃った部屋がありました。
「あ・・・なんか、ちょっとホッとする・・・。」

その部屋は、二間続きになっていて、手前が生活空間、そして、奥には・・・
「・・・なるほど。ここで彫刻を作れってわけね。つまりこの部屋が・・・」

「ワタシの部屋ってこと!」

そこには、創作活動に必要なすべてのものが揃っていました。
彫刻を作ることが、この家に住むただ一つの条件。
「だったら、やってやろうじゃないの!」

初めてノミと槌を手にしたのに、

まるでなにかが乗り移ったかのように、

橘花の振るうノミで、
「うん・・・。楽しいかも・・・。」

粘土の塊が

形を成していきました。

「出来たー。眠ーい!」

第1作目、完成!
生まれて初めてのことだったのに、あっという間に粘土の像が出来上がりました。
「なんか、一気に疲れちゃった・・・。」

こうして、橘花の、クレメンタインの家での生活がスタートしました。

この家は、自作のような自作でないような。
実は原型はこちらなんですが、(※TSR 要登録 有料)「アパートぽくて素敵!今度のプレイに使おう!」・・・と、いつものごとくDLしてきて、内装をいじったりしてたんですよ。
でも、「なんかしっくりこないなぁ~・・・」と思いまして・・・。
部屋の配置とかがうまくいかなくなったり、区画の大きさが違ったりで、「えーいっ!真似して一から作ってやれ!!」とアイデアだけいただいて、せっせと建てました。
で、この家に「Clementine」という名前がついていたので、そこから想像を膨らませて、この話しが出来たんです。
いや~・・・パクリもここに極まれり!ですね(;^-^A
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