金属の彫刻、完成が近づいてきました。
「コツつかんだら平気みたい。」
「よーし。」
妙なオブジェクトができるようです。
「ただいま~・・・っと。」
「やっと制服が出来たけど・・・なんか窮屈でイヤだな・・・。」
宗太の通う学校は、制服がある(という設定。)んですが、転校したばかりで、しばらく私服で通っていました。
「誰かに見られる前に着替えよ。」
「お父さん、いつの間にか板割り台買ってくれてるし。」
「イーゼルも早く買ってくんないかな~。それとも・・・バイトでもしようかな?」
「はぁっ!!・・・うん。なまってないな!!」
久しぶりの武術練習でしたが、身体はなまってないようです。
「よしっ!完成っ!!」
「宗太くんに教えてあげなきゃいけないし、ワタシももっと腕磨かなきゃ!」
まだまだ自分の腕は未熟だということはわかっています。
彫刻家として登録すれば、彫刻が高く売れる、というのは知っていますが、もう少しうまくなってから・・・と考えていました。
「あ、ダニエル。帰ってたんだ。」
「うん。一緒に見よ?」
・・・とダニエルが隣に座るように促した時・・・。
「あ!橘花さん。彫刻してたから、声かけられなかったよ!」
「ん?別に遠慮しなくていいよ?」
「ね。宿題、教えて?」
「ワタシに分かるかなぁ?」
宗太にせがまれ、宿題を手伝う羽目になってしまいました。
「フランス語、苦手なんだよねー。」
「ん~・・・そこ、『l'année』じゃない?」
「あ。そっかー。」
「ワタシもハイスクール時代、勉強したなー。」
勉強なら俺に聞け!・・・と背中で訴えるダニエルでしたが、二人はそんなこと気付きません。
「へへっ。橘花さんのおかげで、宿題、早く終わったぞ。明日も手伝ってもらおうかな。」
そこへダニエル。
そんな宗太の思惑を見抜いたかのように話しかけます。
「宗太くん!勉強なら俺に聞けよー。得意だぜ?フランス語。」
「毎日フランス語ってわけじゃないし。」
「だいたいどの教科でも得意だよ?橘花の半分で終わっちゃうよ?」
「そんなスピードで教えられても、ボクが理解できないよ。」
「あー・・・じゃ、ゆっくり教えるから。な!橘花じゃなくってさ、俺が教える!」
「ダニエルさん、なんでそんなムキになってんの?」
「え・・・。」
「えーっと・・・それはだな~・・・。(なんでだろ?)」
「橘花さんに聞いてもわかんない時は、ダニエルさんに聞くよー。」
『はぁ~ん・・・なるほどね。ダニエルさん、橘花さんのこと・・・。』
ダニエル、やっぱり自分の気持ちに気付いていません。
宗太は・・・気付いています。
ダニエルの気持ちにも。そして、自分の気持ちにも。
ユズさん こばわっ!
返信削除宗太くん しっかりしましたねぇ~。
すごく頼もしいし男らしいし大人っぽいっ!
さすが ぽよ~んの宗太っ!(ぇ・・
でも相変らず眼鏡装着して瓦割っちゃうんだ( ´艸`)
最後の・・言葉・・が。むむ。
自分の気持ちにも・・おぉ?!えぇ?!
マジですか・・ん~~ちょっとこれはおもしろいですね♪
どっちを応援するかというと、モチロン宗太ですっ!w
違う意味だったら・・恥ずかしい(´・ω・`;A)
咳も止まってパワフルになりましたか?
無理しませんように☆
ぽよ~んさん、こんにちはっ!
返信削除宗太、ちょっと性格変わっちゃったかな?
ものすごーくしっかり者になっちゃって。
そう!武術着に着替えたら、眼鏡かけちゃうんですよねー。
も、めんどいんでそのままでw
宗太の気持ち。
まだ芽生えたばかりなので、本当に「恋」なのかな?・・・ってとこなんですけど・・・じわじわいきたいと思います。
橘花が悩みまくるような展開になるといいなぁ。
途中で宗太を成長させる予定なので、楽しみにしててね♪
もー風邪も完治したんで大丈夫です☆
どうもありがとう!!