ふと、お隣を覗いてみたら・・・
あっ!
儀助が成長してるっ!!
「あの・・・儀助さん、おはようございます。」
「おはよう。早いね!」
しかも、朝っぱらから女の子が訪ねてきてるっ!
儀助の彼女なんでしょうか?
この子・・・いつぞやのナオミちゃんでした。
もうこんなに大きくなったのかー!
時の流れというのは早いもんで。
早速、儀助を着替えさせました。
「朝早くから来てくれて、嬉しいんだけどさ、ボク、今から出かけるんだ。」
「なんだ・・・そうなの・・・。」
ナオミちゃんを置いて、儀助がてってけ走って行ったのは、お隣の以蔵とヒイナさんのお家。
別に、アクティブ世帯を変えてたわけではなく、ただ見てただけなんだけど、勝手に訪問してきたりするんですね~。
「お父さん、昨夜っからお父さんあてに何本も電話かかってきてんだよ。帰ってきてよー。」
「え~?誰?急用だったらケイタイにかけりゃいいのに・・・。」
いったん、帰ることにしましょうか。
「なんだ、左京。俺が仕事行ってる間に帰るなんて・・・。」
以蔵、不満げです。
「以蔵、仕方ないじゃない。左京だって仕事のこととかいろいろあるんだから。」
「そりゃそうなんだけど・・・。」
「また来て貰えばいいのに。わがままねぇ。」
「う・・・。じゃ、また明日電話してみるよ。」
「うん。」
言葉通り、一夜明けてすぐ電話する以蔵。
「左京、左京。今日はヒマか?」
↑一時停止した時、たまたま走ってる途中で、宙に浮いてて面白かった。
呼び出されて、早速左京がやってきました。
ホントにヒマなんだなぁ・・・。
「左京、ゴメンねぇ。以蔵がわがまま言って。」
「いや、全然!昨日だって別にたいした用事でもないのにさぁ。儀助が騒ぐから・・・。」
「また泊まっていけよ!な!」
「そうするよ。」
いっそのこと引っ越すか・・・?
「左京・・・いい息子に育ったな・・・。俺は幸せ者だ。」
いい景色だったので。
象徴的なSSですね。
「ね、左京。昨日メロディが浮かんだって言ってたの、こんな感じ?」
ヒイナさん、気持ちよさそうにギターを奏でて、家族団らんの中、夜が更けていきました。
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