「たまには自分の好物も作らなくっちゃ!」
グリルドチーズに大喜びのヒイナさん。
「ね、ヒイナ。死の魚釣りたいんだよー。明日、休みだし・・・。付き合って!」
「うん。いいよ。」
ちょっと釣りにはまったら出ますよね!死の魚釣りたい願望。
そんな訳で、二人で墓地へ。
「釣れた!釣れたーっ!!」
こないだ釣りに行った時に、エンゼル・フィッシュをたくさん釣りましたので、ほいほい釣れますね!
「ひゃーっ!見て見て~♪」
「やっぱり、いつ見ても、グロテスクだよなぁ。」
まぁね。
「うへ。カラス鳴いてる。ヒイナ、怖くない?」
「ワタシは以蔵と一緒だから平気。」
ホントに楽しそうな顔だー。
翌日は、儀助と宗太をお招きしてみました。
「おじいちゃーん。遊び来たよー。」
「おう!よく来たなぁ!」
「おじいちゃん!ボク、今、警察の試験の勉強してるんだぜ!」
「ほう。勉強、嫌いだったのになぁ。」
「学校の勉強は面白くないもん。憧れの警察官になる為なら、苦じゃないよ。」
「宗太、お友達、たくさん出来た?」
「うん。でも・・・学校は人が多いからやっぱり苦手・・・。」
「この家、いいなぁ・・・。」
「そんなこと言って!」
宗太、ヒイナさんの顔見たら、甘えたくなったのかも?
「ふふ~ん♪あいつらもだんだん成長していくなぁ。」
いつものように、絵を描き始めた以蔵なんですが・・・
「・・・あれ・・・?」
「力が・・・抜けてく・・・。」
あ・・・
『ヒイナ・・・!・・・声が・・・出ない・・・。ヒイナ・・・。』
以蔵、この日で206日目。
『・・・透けてる・・・。俺・・・死んだ・・・?』
シニガミ、登場。
「佐土原以蔵。迎えにきたぞ。」
今まで、幾度となく見てきたシニガミですが・・・
「さぁ。最期に聞いてやろう。言い残すことは・・・ないか?」
「言い残すこと・・・?そりゃいろいろあるさ。けど、一つだけ・・・。」
「なんだ?」
ん?以蔵・・・
「控え控え~い!この紋所が・・・眼に入らぬかぁーーーーっ!!」
「あっ!それはっ!!」
いや・・・印籠じゃないけど・・・秘密兵器を持ってました!
死の花!!
「死の花ちゃんっ!!貰っていい?貰っていいのっ!?」
「以蔵!今回は見逃してやる!!」
「甦れっ!!」
「おおっ!?」
「おーーーっ!!」
「はぁっ・・・ふ~っ・・・。」
「生き・・・返った・・・!?」
「シニガミ、お前、いいとこあるなぁ~。」
「死の花ちゃんのおかげだからな!今回だけだっ!」
あーーーっ!ビックリしたっ!!
生き返ったのに幽霊なポーズの以蔵に、ちょっと笑。
儀助と宗太を家に招いたその日に。迎えが来るとは思いもよりませんでした。
さすがにドキッとしました。
どうしたらいいのか分からなくって、こっちがおろおろしてしまいましたが、
以蔵に指示は出来ませんのでね。
ただただ成り行きを見守りながら、シャッターを押すだけでした(^_^;)ヾ
以蔵、無事に生き返りましたので、もうちょっと、人生を楽しんで貰うことにしましょう!!
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