どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

金曜日, 6月 11, 2010

passacalle

マルゴさんが家を出てしまってからの佐土原家は、重苦しい空気に包まれてました。

『左京・・・。』


マルゴさんが作った黒焦げのワッフルを食べて、心を傷める左京。
「マルゴのワッフル・・・もう、食べられないのか・・・。」

「子供置いて出て行くなんて・・・よっぽど追い詰められてたのね・・・。」

「儀助・・・ゴメンね・・・。」


「ねぇ、以蔵・・・ワタシたちが・・・悪かったのかしら・・・?」
「ヒイナ・・・そうかもしれない・・・。」


以蔵もヒイナさんも、もちろん左京も、マルゴさんがいなくなってムードが下がりっぱなしなんですが、それより、可哀想なことに、儀助や宗太まで、両親の離婚の痛手でムードが下がってしまって・・・。
特に、まだ乳飲み子の宗太は、自分でムードを上げる術もなく、ほかの欲求が下がらないように世話をしてあげるのが精一杯。

「・・・切ないな・・・。」

「やぁ!ヒイナさん。どうしたんです?あなたがそんな顔するなんて、珍しいな。」
「ハンクさん。」

「辛いことがあってもさ、こうやってブランコ漕いでたら、なんか目の前がぱぁーーっと開けて、楽しくなってきますよ。」
「ふふっ。ワタシもやってみようかな。」

「そうそう!きゃっほーーっ!ほら!空が真っ青だ!美しいなぁ!この世界は!!」
「ホント。キレイな空だわ。カメラ、持ってくればよかった。」

ハンクさん・・・あんた・・・いい人だなぁ・・・。゜゜(´□`。)°゜。

「左京・・・子供たちのことは心配するな。俺もヒイナもまだまだ元気だから、儀助や宗太の面倒くらい見れるさ。」
「父さん・・・。」

「まだまだ覚えなきゃいけないこともたくさんあるしな。なっ、儀助。」
「?」


「そうだな!俺だってまだ若いんだし、ま、結婚はしばらく考えられないけど・・・チビたちを育てなきゃな!」
「その通りだよ。」


「人生なんていろいろあるさ。そのうちいいことも巡ってくるさ。」


きっとそうですね。

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