どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

日曜日, 6月 27, 2010

小さな冒険。

『おじいちゃんが絵を描いてる・・・』

『・・・うまい・・・!やっぱおじいちゃん、スゴイや・・・』

芸術家肌の以蔵と宗太の為に、家には3つイーゼルがあります。
なかなか良い出来のものと、プレイヤーがよっぽど気に入ったもの以外は、ぽんぽん売ってしまってますんで、気になって見てみたら、以蔵が絵を売って稼いだ金額が、30万シムオリオンを越えておりました。
お金の話ばっかりで申し訳ないんですが、成金の原因はこれか!

そんな以蔵、必ずといっていいほど、孫たちが宿題するのを邪魔していっしょにお喋りしたがります。
・・・ったく、もう。
だったら手伝ってやんなさーい!
「おじいちゃん、ここ、分かんないー。」
「ん?天ぷらと食べ合わせの悪いもの?小学生でこんなこと習うのか?」

いや、どうでしょう・・・。

そんなある日・・・
「宗太!早く来ないと置いて行くぞ!」

買い与えた覚えのないチャリを飛ばす儀助。
「お兄ちゃん、ここ、誰んち?」
「んー。留守みたいだな・・・。」

「ね!そんなことより、公園にキャッチボールしに行こうよ!」
「しっ!宗太!隠れろ!」


ここは誰の家かと言うと・・・

マルゴさんの家なんです。
二人がまだ幼い時に家を出て行った母。
儀助にはうっすらと母の記憶はありますが、宗太はまったく覚えていません。
「ね、今のおばさん、誰?お兄ちゃんの友達?」
「・・・よし!家に入れて貰うぞ!」

「こ・・・こんにちは。」
「あら。坊やたち、どこの子?」
「あのー・・・」
「おやつでも食べる?どうぞ。上がって。」

マルゴさん、家に入れてくれました。
「あのー・・・あのね・・・。」
「ん?君、ホントにどこの子なの?」

「ボク・・・佐土原・・・儀助です。そっちは弟の宗太・・・。」

「え!儀助なの!!」

マルゴさん、驚いてはいるんですが・・・

なんだか冷めた表情。

マルゴさんは佐土原家を出てから、ここに一人で暮らしています。
ダリアンくんはどうしたのかと思ったら、いつの間にかマップ上からいなくなっていました・・・。
生活に困って、引っ越しちゃったのかなぁ。
マルゴさんもなんだか生活に疲れたような表情で・・・。
あんなにキレイだったのに、成人になって、すっごく老けたような感じです。

「ボク・・・知らない人と話すのは苦手なんだ。でもこの家はおもちゃとかあってよかった!・・・子供でもいるのかな?あのおばさん。」

宗太の一匹狼の特質の特徴を、改めて認識しました。
家にいるときは、家族の周りからふいに外れるなんてあんまりなかったから。

「お母さん・・・ボク、小さかったけど、覚えてなかったのっ!?」
「え・・・あ・・・ゴメンなさい・・・。」

なんとなく、お母さんに会ってみたくなってやってきた儀助でしたが、マルゴさんのよそよそしさにショックを受けてます。
『なんなのっ。突然やってきて、この態度・・・。なにしに来たのかしら・・・?』

長い間会っていなくても、実の母なのだから・・・という甘い幻想は打ち砕かれてしまいました。
そもそも、マルゴさんと子供たちの親密度って、すっごく低くて、普通、お母さんなんだから、世話してたら勝手に上がっていくものだと思ってたのに、なぜ?と疑問だったのですよ。

なので、二人が会いに来たこの時は、親密度はゼロからスタート。
他人の関係です。

「あのさ・・・お父さん・・・」
「ん?」
「・・・なんでもない。」

儀助には、実の母を知らない宗太とお母さんを会わせてあげたいという気持ちがあったんです。
なのに、宗太は人見知りしてお母さんと全然会話しようとしないし、そのお母さんは、儀助にもよそよそしい態度・・・。
お父さんと、よりを戻せないものか、と話しを振ってみても、反応なし。

家に帰ってきたら、宗太、こんな生き生きした顔するのに。
「おじいちゃん!今度灯台昇りたい!」
「そいつは俺も昇ってみたいぞ!」

「こんな遅くまでどこ行ってたの?暗くならないうちに帰ってこなきゃダメよ!」
「ゴメンなさーい。」
「いいじゃないかヒイナ。男の子なんだし。」


「おばあちゃん。・・・ゴメンね。」
「ん?いいのよ。無事なら。ちょっと心配しすぎたな。」

「・・・おばあちゃんの作る料理って、美味しいね。ボク、この家に生まれてよかったな。」
「なぁーに?変な子ね。なんかおねだり?」


うん。ずっと・・・今のままみんなで仲良く暮らしたいな・・・

言葉にしてしまえば、きっとおばあちゃんは『変な子ね』と笑い飛ばしてくれるだろうけど、儚くなってしまいそうで、切なくなった儀助でした。

2 件のコメント:

  1. 遅くにこんばんわ~っ!

    サッカー見てました♪
    この間はありがとうございました&ごめんなさぃ

    マルゴさん・・懐かしい;;
    親子関係でも親密でないと そうなるもんなんですねぇぇ。
    初めて知りました・・なんだか寂しい関係です。

    1匹狼出ましたね~。
    馴染んでないと特にいやみたいですねw

    うんっ!いまの家でヨカッタよねっ!
    おじーちゃんもおばぁちゃんも優しいしステキです☆
    パパもきっと有名になるしねっ♪

    寿命こないでね><;それが怖いわ・・。

    今日も楽しく拝見させていただきました~♪
    以蔵さんの絵・・うまいよね?あんなの見たことない・・。
    WA関係なのかな・・。

    また きまぁすっ!

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  2. ぽよ~んさん、こんばんはっ!

    いえいえ、大丈夫ですよ!こちらこそすみませんっ。

    同じ街に住んでいるのだから・・・と会いに行かせてみましたが、かえって切なくなっちゃった・・・。
    一緒に住んでる時はまだ小さかったけど、両親の離婚にショックを受けてたので、会えば嬉しいのかと思ってたけど、いくら実の親でも親密度が低いとダメなのね・・・。

    一匹狼の特質って、こういうものだったんだ!と初めて知りましたよ~。
    知らない人には自分から話しかけたりしないのね~。
    でも、そのわりには学校帰りに友達の家に寄り道するのは、宗太の方が多いんですよ。
    不思議だなぁ。

    う・・・寿命・・・。
    実は、もうちょっと長生きして貰いたいので、このあたりから加齢ストップしてるんですよー。
    せめて儀助と宗太がティーンになるのを見たい!・・・っていうか、加齢オフにしたら、ティーンにならないじゃん!!
    そこはケーキで成長させますけどね!

    以蔵、ホントに絵がうまいです。
    暇があればずーーーっと描いてるし。
    けど、宗太もだいぶうまくなりましたよ!
    以蔵とはまた違った感じの絵を描くので、見てて楽しいです♪

    いつもありがとうございます!
    こちらもまたお邪魔しますね~。
    大好き(*^・^)ノ⌒☆

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