枯れるにはまだ早い。

「おや、奥様、お出かけですか？」
「ええ。ちょっとエジプトまで。」

新パッチ導入したので、旅行も試してみなきゃね！

・・・あ。以蔵、着替えさせるの忘れてた。

これでどうでしょう？

いい感じﾞ☆⌒o(*^ｰﾟ)

二人とも、別荘に着くなり本が読みたいらしいです。

・・・なぜ、同じ椅子を目指す？

あら。


椅子取りゲームに負けましたので、ヒイナさんには外出していただきます。
「そうねー。続きがあったし。」

走る!走る！
この格好でもがっつがつ走ります！スゴイ！！

車も持ってたと思うけど、エジプトじゃ乗れないみたい。
道が狭いしね。

別荘に残った以蔵は、というと。
「美味しいところを一つ頼むよ！」

ピザ屋に電話してみました！
取れるんだ～ピザ。
配達人、怪しいですけどね！
「どーも～。ミイラ・ピザで～す。」

「やぁ！悪いね！まさかトッピングは・・・ミイラの塵じゃあるまいね・・・。」
「はっはー。そんなわけないじゃないっすか。お客さーん。」

しかし、このピザ屋の配達人・・・
「あっ！この野郎っ！！」

「人んち、覗き見しやがってっ！！」

「はよ帰れっ！！」

「・・・ったく・・・エジプトはこれだから・・・。ふむ・・・けど、ピザはうまいな。」

ホントに美味しそう・・・。
トッピングはマメとかハトとかではあるまいな・・・。

帰って来たヒイナさんに、早速報告。
「ピザ頼んだんだけどさー、ピザ屋のヤツ、配達終わった途端、ウチん中覗き見してやがってさー。」
「へー。逮捕した？」
「逃げられちゃったよ。」

「あら、でもピザは美味しい。」

ホントに美味しそう・・・（二度目）

「さーて。俺もアドベンチャーに・・・」

「行くか！！」

老年ですが、腰が曲がってるのは、歩いてる時だけ。

「忍び込むのもなんだか慣れてきたなぁ。」

あんまり慣れたくないですけどね！
「んーっと、入り口は・・・。」

「なんだ。ここか！」


「ね。これ、動かすの？」

別に動かす必要、なかったです。
キーストーン、嵌めるだけで。

お宝に到達！

「うっ・・・うれしいっ・・・。」


続きます～。