なんだかマルゴさんのことがとっても気になって、佐土原家を訪れたダリアンくん。
「マルゴさん!」(ゴミのこと考えてる様子なのはスルーで。)
「・・・何しに来たの?」
「あなたのことが心配で・・・。」
家族が誰もいないのを幸い、上がりこんだダリアンくん。
『こんないい家に住んで・・・子供までいるなんて・・・』
軽くショック受けてます。
『困ったわ・・・もうすぐ左京が帰ってきちゃう・・・。』
『・・・ワッフル、焦げちゃったし・・・。』
・・・マルゴさん、料理、ヘタだな・・・。
ダリアンくんがせっかく訪ねてきてくれたけど、追い返すことしか出来ません。
「ごめんなさい・・・帰ってちょうだい。」
「えっ・・・。」
「ここへはもう、来ないで。」
ダリアンくん、しぶしぶ帰って行きましたが・・・
左京が仕事から帰ってくると、妙な男が敷地内に・・・。
「やぁ!佐土原さん。あんたの奥さん、若い男とよろしくやってるんだって?」
「誰だよお前!出て行けよっ!」
彼は、パパラッチ、ということにしておきます。職業、「取立屋」だって!
『なんなんだ・・・今のヤツは・・・。』
「政界のトップのスキャンダルだ!諦めねえぞっ!」
『なんだか・・・イヤな感じがする・・・。』
「ママー。」
嵐の予感を感じるヒイナさん。儀助もちょっと不安そう。
「マルゴっ!お前、なにやってんだっ!妙な男が外うろついてたぞっ!!」
「えっ・・・。」
「あれほど言ったじゃないかっ!身を慎めってっ!!」
「あなたはいっつもそうやって体面のことばっかりっ!!」
「当たり前だろ!?俺、政治家なんだぜ!?」
「もういいわよっ!別れるわっ!!」
マルゴさん、とうとうキレてしまいました。
「は?なに言ってんだ?そんな話し、してないだろう?」
「もう耐えられないのよっ!あなたの冷たさにっ!!」
「冷たい?なんだよ、それ・・・。」
「私だってあなたの為に一生懸命頑張ってきたわ。でも・・・限界。」
「意味が分からないよ!」
「私は・・・あなたの体面を保って、跡取りを産むために嫁いで来たんじゃない・・・。左京・・・あなた・・・一度も『愛してる』って言ってくれなかったわね・・・。」
「え?そんなこと・・・いちいち言わなくても・・・。」
「分かってても、言って欲しい時もあるのよ・・・。」
「さよなら・・・左京・・・。」
「・・・。」
「ねぇねぇ、母さん、聞いてよ!マルゴったらさぁ・・・。」
「あんたバカ?引きとめなさいよ。」
「なんで?行くトコなんかないし、戻ってくるさ!」
「・・・出ていっちゃたわよ。」
『左京・・・やっぱり追いかけてきてもくれない・・・。』
「や!奥さん。子供ほったらかして、若いツバメのとこにでも?」
「・・・あら。ごくろうさま。左京とはたった今、別れたのよ。面白いネタにならなくて、ごめんなさいね。」
「・・・あれ?ホントに・・・出て行った・・・?」
「だから言ってるじゃない・・・。」
「なんでだよーーーっ!俺が何したって言うんだーーーっ!!」
「お・・・落ち着きなさいっ!」
「子供二人も・・・どうすんだよーーーっ!!」
外にはまだパパラッチがいました。(いくら追い払っても帰らない・・・)
「はっは~ん。豪華な家に住んでも、家庭内は大荒れか!」
「なんなのよ、あなたっ!」
「出てってちょうだい。逮捕するわよ。」
「気の強いばぁさんだな、あんた。長生きするぜ。」
「・・・余計なお世話よ。」
「・・・ったく。よい・・・」
「・・・しょっと。」
「母さん・・・これって・・・思い出になっちゃったってことかなぁ。」
「・・・あんた、バカでしょ。」
ホントに・・・。
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