どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

月曜日, 2月 07, 2011

解けないパズル

「ちょっとここまでのことを追記しておくか・・・。」

「これはしかし・・・あれだな。橘花がどう思うにせよ、なんらかの決着はつけなきゃならんわけだ。」

圭介がエリックと出会ってからずっと綴り続けている、クレメンタイン家にまつわる記録。
20年の間、特に何も進展することなく、けれども何度も読み返していたのだが、ここにきてまた時間が流れ出した。
「・・・さて、結末は如何に・・・っと。」


「ま、橘花が自分で答えを見つけるまでここに居座ってもいいかな。」

別に、カスケード・ショアーズでなくても仕事は出来るので、圭介は気楽なものだった。
取材記事はまとめてメールで送ってあるし、また別の仕事の依頼があれば、出版社から連絡があるだろう。
パソコン一台あれば、どこにいても問題はない。
「ちょっと一手、お願いしていいかな。」
「どうぞ。」

「しかし、橘花が君と一緒に住んでるとはね、驚いたよ。」
「ま、成り行きで。」

「けど君は、テレビで見るのと違って、なんだか普通な感じだね。・・・いいオトコには変わりないけど。」
「テレビに映るときは気合入れてますから。」
「そんなもんなの?」
「そんなもんですよ。」

「僕と同じ年くらいには見えないよなぁ。」
「圭介さんも十分若いじゃないですか。」
「う~ん・・・しかし・・・その一手は待ってくんないかな。」
「ダメですよ。」

圭介が、本当に気楽に左京とチェスに興じている頃・・・。

「あー・・・なんかまいっちゃうな・・・。」

橘花は気分が晴れないまま。
「だいたい・・・。」

「これがいけないのよね・・・。」

氷で出来たチャールズの像。
「・・・なんで溶けないんだろ・・・。気持ち悪い・・・。」

これをどうしたらいいのか分からず、ずっと庭に放置したままだった。
「ねぇ、チャールズ。どこに置いて欲しい?何が望みなの?」

エリックに言われたように、チャールズの墓を見つけること、それこそが望みなのだろうか。
「・・・違うわ。それはアーネストの望みであって、チャールズの望みじゃない。・・・んもうっ。考えても分からないっ。」


「お。なんだ、橘花。どっか行くのか?」
「気分転換!」

「踊りにでも行くのか?」
「ロッタじゃないんだから。」


橘花の気分転換といえば・・・

やはりこれしかない。

「きゃっほーーっ!!」

「ついでに掘り返してみるか。」

町外れのスクラップ置き場で爆破して、スクラップを漁って、少しは気分転換になったけれど、考えても考えても答えの出ない問題を胸の奥に抱えて、なんだか苦しかった。
「チャールズのお墓・・・どこにあるんだろう・・・。」

エリックは探したけれど見つからない、と言っていた。
つまり、エリックの父親も祖父も、探しているのだ。
何十年もの間見つからない墓・・・それは、簡単に見つけられる場所にはない、ということだ。
「でも・・・アーネストが隠したんだよね?そんなに見つけにくいところになんか・・・隠すかなぁ。・・・っとやめたっ。やだやだ。考えても分からないんだもの。」

橘花は気がつくとチャールズやクリスやアーネストのことを考えている自分が嫌になっていた。
自分の身体の中を流れる血が、そんなことを考えさせるのだと思うと、ツイン・ブルックの街から出たい、とさえ思ってしまう。

「ねぇねぇ橘花。」
「ん?」
「なんか浮かない顔ー。」
「そう?」
「ぱーっと踊りにでも行かない?」

「んー・・・そんな気分でもないんだよね・・・。人が多いトコ嫌だし。」
「橘花は難しいなぁ。わぁーって踊って汗かいて、美味しいもんでも食べれば、あたしならイヤなことなんか吹っ飛んじゃうけどなぁ。」

「また今度ね。」
「考えすぎると老けるよぉ~。」
「くすっ。そうかも。」

ロッタなりに励ましてくれているのは分かっている。
「でも・・・ワタシはこっちの方がいいや。」

楽しく大騒ぎするよりも、一人、部屋で絵筆を取る方が落ち着く。
もしかすると、これもクリスの才能を受け継いでいる証なのかもしれない。
けれど、彫刻台に向かう気には・・・なれなかった。






復活☆

インフルエンザでひどい目にあいました(^_^;)ゝ
一週間外に出られなかったので、ざっくざくゲームは出来たんですが、スキル上げとかチャンスクリアとかばかりに走ってしまって、ストーリーがちっとも進んでいません(ノ_-;)

久しぶりに
テーブルサッカーで遊ぶ以蔵&ヒイナ夫妻でもどうぞ。

4 件のコメント:

  1. こんにちは、yuzu様 ご無沙汰しております(ぺこり)

    さて、過去バナシがひとくぎりついたかと思えば、またも難問が立ちはだかりましたね 「橘花ちゃん、頑張れ」とエールを送ります

    それにしても、クレメンタイン・シェア・ハウスには左京さんといい、橘花パパといい、かっこいい中年ばかり(エリックを除く)で目移りしてしまいます 幽霊夫妻もご健在(?)の様子で何よりです

    では、またお邪魔させていただきますね

    PS インフルエンザに罹っていられたとか どうぞ御身お大切に・・・

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  2. 片岡さん、こんにちは!

    橘花にエールをくださってありがとうございます!
    気がつけば中年層が増えていました(笑)
    左京のカッコよさを、自分自身再確認してしまっていたところで・・・。
    若者、もっと頑張れ!と思うのですが、左京とパパばかり追っかけてます(^-^;)

    まさかのインフルエンザでしたよ~。
    軽症だったようで、熱は二日ほどで引きましたが、身体が痛くってですねー。
    『これが節々が痛いというヤツか!』と治ってから気付きました。
    外出出来なかったので、ゲーム内の時間だけはやたら進んでしまったのですが、これといってストーリーが進んでいないという・・・。
    思えばこの隙に『レイト・ナイト』を導入しておくべきでした。(まだ開封してない)
    まぁ、そこまでの作業をする気力はなかったんですけどね。

    あ、そうだ。
    サイト、移設されたんですよね!
    リンク、貼り変えておかなっくちゃ!

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  3. こんにちわ~♪

    インフル、大丈夫でしたか!?
    …実は私も1月の始めにかかったんですよ。
    つい一ヶ月ほど前です。
    人生で初のタミフルを飲みました。
    A香港型だそうです。しかも旦那にまで移ってしまい、
    大変でした。
    私も2日程で熱は引きましが、会社は2日ほどお休みしました。
    ちょうど連休の時だったんですよね。
    だから2日ほど休んだだけで済んだんです。
    体の方は幸い、どこも痛くなりませんでした。それよりもインフルの検査の方が痛かったです(笑)
    ユズさんも大事にいたらないでよかったです!

    って、物語の話は全然しないですみません…。
    橘花がちょっと落ち込んでますね。
    墓を探すと言ってもいったいどこにあるのやら…。
    そしてやはり衝撃的だったし、突然の事でとまどいますよね。
    今は気を静め、ゆるやかな時間を過ごした方がいいかもしれません。
    きっとおのずと答えが見つかるはず!
    私も橘花にエールを送ります。

    頑張れ!橘花!

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  4. まことんさん、こんばんは!!

    インフル、4~5年ぶりに罹りましたよ~。
    まるっと1週間休んでしまいました。
    その分の仕事が溜まりに溜まってしまってて、かなり追い込まれているんですが・・・(^_^;)ゝ
    インフルの検査、イヤですね~。
    痛いというか苦しいというか。
    最初、病院に行ったとき反応が出なくて、でも、症状と血液検査の結果が怪しいので翌日、もう1回やられたんですよ~!
    今はすっかり良くなりましたけど。
    タミフル、効きますね~。

    わぁ。まことんさんからもエールをいただいてしまった。
    ありがとうございます!
    でも、気を静めることが出来るのやら・・・。

    まことんさんのところは、新しい物語がスタートしましたね!
    このみちゃん、可愛くなっちゃって♪
    楽しみです~(^-^*)

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