どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

木曜日, 10月 14, 2010

ツインブルック基幹病院研究班開発光線照射治療装置

練習に練習を重ね、板割りが出来たダニエル。
報告する相手が学校の先生なので、学校の裏手で終業時間を待っていたんですが・・・
「病人の気配がする・・・。」

「わ!」
「おい、大丈夫か!?」
「お医者さんはいないかー!?」

学校の前で、具合が悪くなった子がいるようです。
「おっ。どうした?どうした?」
「おじさん、なにー?」
「むっ・・・おじさんじゃないぞっ。俺は医者だ。」

「おじさん、お医者さんなの?授業が終わったら、頭がふらふらして・・・。」
「だから、おじさんじゃないっての・・・。」

「ちょっと診てやるよ。」
「なんで白衣じゃないの?」
「プライベートなんだよ。・・・うん。軽い貧血かな?」
「そ・・・その機械・・・なに?」

「これは病院の研究班が開発したヤツで、光線で治療するんだよ。」
「げっ・・・。だ・・・大丈夫なの?それ・・・。」
「まーかせとけって!」

「よしっ!じゃ、今度はこれ見て!」
「えっ?えっ?」

「ほいっ!」
「な・・・なに?」

「さぁ!具合はどうだ?」
「あ・・・あれ?なんだかすっきりしたよ!気分、良くなったみたい!」
「そいつはよかった。」
『え・・・おかしい・・・』
『どうみてもおかしい・・・この人・・・ホントに医者なの・・・?』

後ろの野次馬は怪しんでいるようですが、具合の悪かった本人が治ったと言ってるのですから・・・。

ダニエルがやぶ医者まがいの治療をしている頃、橘花はロッタをモデルに、氷像を製作していました。
「キュートに作ってね♪」
「努力はするよー。」

「あのさー、ロッタ。」
「んん~・・・モデルしてんだから話しかけないでー。」
「・・・そりゃどうも・・・。」

普通、逆じゃない?

「あと、もう一息だからねー。」
「・・・。」

微動だにせずモデルを勤めるロッタ。さすがです。
「よし!完成!・・・どう?」

「・・・。」

「すごい!すごーーーい!!」

「イエーーーースっ!!!」

ロッタ、大喜び。
確かにいい出来です。

次はこの人ですね。ギルの像を作れば、同居人全員分です。

・・・以蔵は作れないのかな・・・?

「あたし、橘花に氷で彫像作って貰っちゃったー。」
「うん。ボクも。」

「みんなの彫像、作ってんだねー。左京は?」
「作って貰ったよ。」

「氷なのが惜しいよねー。」
「溶けちゃうもんね。」
「石とかで作ればいいのにー。」
「氷だから価値があるんじゃない?・・・なんか、聞いたことあるよ。」
「なに?」

「氷の像をたくさん作って腕を上げたら、溶けない像が作れるようになるらしいよ。」
「えー?氷なのに溶けないの??」

「らしい、ってだけさ。実際は知らないよ。だって、そんなの見たことないもん。」
「ふぅーん・・・。・・・ね、左京はどう思う?」
「さぁ・・・。でも・・・橘花ちゃんなら出来そうな感じがする・・・。」

本に夢中なように見えて、左京は、ちゃんと二人の話を聞いていました。
最近の橘花は、部屋にこもって彫刻を作っていることが多く、左京はちょっと気になっていたんです。

「・・・まぁ、彫刻家なんだし、それが当たり前なんだけど・・・。」

好きでやっているのならいいんですが、このところ根を詰め過ぎなのではないか、と心配でした。






以蔵の氷像が作れるのかどうか、今まで、考えたこともなかったなぁ。
試してみようっと♪

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