新月の夜だった・・・ということにしておこう。

あっちの左京から一言・・・

「は？クールビズ？なに甘っちょろいこと言ってんだ？
スーツはサラリーマンの戦闘服なんだよ。どんなに暑くって汗だらだらかいたって、
涼しい顔してびっしり着込むのが粋ってもんよ。」

見てるだけで暑苦しいよ・・・。

こっちもマフラーですけどね！



「ねぇ・・・左京・・・。」
「ど・・・どうした？（今度こそ別れようって言われるんじゃ・・・。）」
「あのね・・・。」

「また赤ちゃん、出来ちゃった。」
「えっ！？」

「い・・・いつっ！？」

いつだろう・・・。
「いやぁ～！スゴイな！！三人目か！！」
「えへ。」

「だから身体の調子、悪かったりしたんだな～。」
「うん。」

気付けよ。
「嬉しい？」
「当たり前だろ！」

「ワタシ、出来やすい体質なのかなぁ。」
「子供は多い方が楽しいからいいさ！」

『・・・ま、ゴム買う金がないから、避妊してないわけだが・・・。』

貧乏人の子沢山、って意味がやっと分かったよ！
他に娯楽もないしね(^_^;)ゝ

「ハルー。ほら、よそ見しないで。ここでしょ？」
「む～・・・。」

イマジナリーフレンドがあると、子供がシロフォンとかペグボックスで遊んでくれなくて困ります。
なので、指示して遊ばせる始末。
うう～む・・・厄介な・・・。
『三人目も出来たし・・・ちょっと頑張るかー。』

「橘花、俺、出掛けてくるわ。」
「どこ？」
「就職！」

「今度は・・・科学キャリアだ！！」

これ、実は職に就こうと思って科学施設に行ったわけじゃなかったです。
霊魂売るのを忘れてたんで、行ったんだけど、

「・・・ここもなんか遠いな・・・。長続きしない予感・・・。」

ついでに就職させました。
「・・・いや。でも、橘花と子供のためだ！」

家も手狭になってきましたしね。

↑窓をつけるお金がないので、のっぺりww

「橘花、調子、どう？」
「今回、赤ちゃんおとなしいみたい。女の子かな？」

「だったらいいなー。」
「どっちでも可愛いけどね！」

「ね。ちょっと触らせて。」
「いいよー。」

「おおーっ！でも、結構動くんだなぁ。」
「そりゃね。」

「待ってるからな～。橘花にそっくりのうんと可愛い女の子だったらいいな～。」
「三人目だしね！そろそろ女の子が出来てもいいね。」

「ほれ！パパだぞ～。」

「返事、するかな？」
「ん～・・・でも、ちゃーんと聞こえてるんだよ。」

「どれどれ？」
「返事、してる？」

毎度仲のいいことで(^-^)

「おっ！ナギー。歩けるようになったか？」

一通りしつけが終わると、少し楽になりますね。
『コイツが俺の親父・・・。』

・・・みたいなww
「む・・・ナギの視線が痛い・・・。メシ食って仕事、行こう・・・。』

まるで、ニートなのを子供に責められてるような気分になる左京。

左京が仕事に出掛けた後、橘花は畑の世話。
「ハルくん、いい子で遊んでてねー。」

「あむ～。」

一度指示したら、なんとかシロフォンでも遊んでくれるようになりました。

その日の夕方。
「おまる、使えたの！いい子ね～。お腹は？すいてなーい？」

「うっ・・・痛っ！」

こんなところで陣痛始まっちゃいました！！
「痛いーーっ！！」

「落ち着け、ワタシ！えーっと・・・こんな時は・・・。」

「・・・ひっひっふー・・・。」
「橘花、ただいま。こんなとこで・・・。」

ちょうど、左京が仕事から帰ってきました！
「こんなとこで陣痛ーーっ！？」
「産まれるーーっ！！」

「あああーーっ！どうする！？俺、取り上げる自信なんかないぞーーっ！！」
「た・・・タクシー呼んでっ！」

「た・・・タクシーな！しばし待てっ！！」
「う～ん・・・。」

「気をつけろよ！そーっとな！」
「うん！」

「えへ。タクシーだと楽ちんだねっ。」
「大丈夫か？」

移動中は陣痛が収まる件。

「よし！着いたぞ！」
「タクシーだと早いね～。」

ごもっとも。
「俺、立ち会おうか？」
「あ。大丈夫、大丈夫。」

「そうか？」
「すぐ産まれるから！」

立ち会ったのは初回だけでしたね～。
「すぐって・・・。」

「ほら！すぐ。」

あっ・・・また男の子か・・・。
「嬉しいけど・・・。」

左京、以前のデータ（以蔵とヒイナ＋クレメンタイン）の時から、これで6人連続男の子！！
まぁ、この左京は、以前のデータとは別人なので、そのカウントは間違ってるんだけども・・・。
「さ！おウチに帰ろうね～。」

しかし、子供関係の願望って報酬が大きいですな！
「左京（橘花）と子供を作る」「子供を持つ」「男の子を作る」これで10000pt軽く超えるもんなー。
おかげで、請求書の払いをしなくてよくなってるし(^-^)

「さて、しかし・・・名前をどうするか・・・。」

男の子は左京がつけるルール（笑）
『これ・・・ずっと俺のターンだったらイヤだな・・・。』
「名前、決まった？」
「う～ん・・・。」

そういえば、『左京』って名前、なんでつけたのか、急激に思い出しました！！
『以蔵』が、『岡田以蔵』から名前を貰ってるんで、同じように江戸時代（幕末）っぽい名前にしたかったんですよ！
でも、龍馬とか歳三とかどうよ・・・って思って、時代小説の登場人物の名前をもらったんでしたww
ちなみに、その小説の人は、『座光寺左京為清（ざこうじさきょうためすが）』という名前(^_^;)ゝ

「よし！朔夜にしよう！月のない夜に産まれたから・・・。」

「朔夜・・・いい名前。」

朔夜（さくや）と命名。
「よかったね～。ステキな名前つけてもらって！」

別に深く考えてないです（笑）
音と漢字の雰囲気がなんとなくよかったんで。

「しかし・・・。」

「1・2・3・・・1・2・3・・・どう数えても男三人・・・。」


「こりゃ・・・大変になるな・・・。」

「あの～・・・佐土原ですけど・・・。ちょっとよんどころない事情があって・・・。
仕事、辞めさせてもらいます。お世話になりましたー。」

「よしっ。」

子育てする気満々ww
・・・なのはいいけど、なんでそんな壁際で電話する？（橘花に見つからない為である。）
「さーて。育てるぞっ！！」

まぁ、世話するのが三人になると、確かに大変なわけで・・・。

なので、陽飛、成長させます。

うわぉ！！なんとも表現しようのない髪型に・・・。
でも・・・

眉と髪型を変えればこの通り♪
シムズマジック（笑）
・・・っていうか、結雨！結雨だよね！？