妊婦に優しくない街、ブリッジポート

増えますよー。




「お？なんだ？ここ。」

街外れに、リゾート施設？保養地？みたいなものがありました。
「へぇ～。温泉。今度、橘花と一緒に来ようっと♪」

ちょっと禁じ手かとも思ったんですが、ここに、パソコンとチェス台を設置しました。
地下鉄に乗って繁華街まで行くよりマシかな、と。

しかし・・・
「む・・・。」

「失敗した・・・。」

問題が解けないこともあるのだなぁ～。
2回挑戦したけど、ダメでした。論理学スキルをもっと上げなくっちゃなんですね。
そんなわけで今日の稼ぎはナシなんだけど、
「早く大きくなーれ！」

「・・・あ。」

「う・・・気持ち悪い・・・。」

その頃橘花は、原因不明の吐き気に襲われていました。

「具合悪かったって？」
「もう平気！なんだったんだろ？」

稼ぎがなかったので、せめてもの罪滅ぼしに、橘花を呼び寄せて、二人でのんびり温泉に浸かってみました。
「あ～・・・極楽だなぁ・・・。」

「また来たいなー。」

・・・ゴメン。
しばらく温泉、無理。

深夜・・・
「・・・ん？」

「わぁ！出来ちゃった！」

妊娠、確定！
「左京には明日の朝、報告しようっと。よく寝てるし。」

「おやすみー。」

ねまきのシャツが変わらなかったのが嬉しい(^-^)
妊婦対応の服が増えてるんですよね～。

翌朝のこと。
「左京、ちょっといい？」
「ん？」

「な・・・何？」

いつになく真剣な表情の橘花に、ビビる左京。
『な・・・なんだろ・・・。まさか別れようとか言われるんじゃ・・・。』

↑シャツが大きくて、パンツ履いてないみたいに見えるけど、履いてますよー。

「あのね～ぇ～・・・。」
『お・・・俺、絶対別れないからな！橘花ほどの女なんて、どこにもいないんだからっ！！』

「赤ちゃん出来たみたい！」
「俺は別れ・・・えっ！？」

「うっそ！マジで！？」
「別れ？」
「なんでもない！なんでもないっ！！」

「やった！！でかした！橘花！！」
「よかった～。喜んでくれて！」

「当たり前だろ！！嬉しいな～っ！！パパになるのか！俺！！」
「ふふっ。」

「元気な子、産んでくれよ！」
「うん！」

「あ！そうだ、橘花。」
「ん？」

「順番が逆になっちまったんだけどさー・・・。」
「なぁに？」

「これっ！！」
「わわっ！！すごいっ！！どうしたの！？これ！！」
「母さんに持たされてたんだ！何があってもこれだけは質入れすんなって厳命されててさー。」

「どやっ！！」

なんで指輪渡す時、ここまでどや顔するんでしょうね・・・。
「すごい！！ステキ～！！」

「絶対、これだけは質入れしないわ！！」

「左京！嬉しい！！愛してる！！」

「俺だって！！一生愛してるからっ！！」

やっとプロポーズできた左京。
二人の愛は最高潮♪
「でも・・・。」
「ん？」
「赤ちゃん出来ちゃったら、ますますお金がいるね・・・。」
「う～ん・・・そっかぁ・・・。」

「俺、頑張って仕事見つけるよ！」
「大丈夫？」

「なんとかなるさっ！」
「左京・・・。」


そんなわけで初就職。

手始めに、ビジネスキャリアを選んでみました。

「あ～・・・お腹、重たくなってきたなぁ。」

それでも地下鉄駅からせっせと歩くのがシム。
妊婦に優しくない仕様だな～。
「運動しなきゃダメなんだけど、坂道は結構ツライなぁ。」

「食欲、なくなっちゃった・・・。」

なぜかジュースで夕飯を済ます橘花。
「あれ？橘花、メシ食ってないの？」
「うん・・・なんか食欲湧かなくって・・・。」

なんでジュースの空きパック捨てないのかと思ったら、ゴミ箱がありませんでした・・・。
ベビーベッドも買わなきゃいけないのに、痛い出費だ・・・(ﾉ_-｡)
「作っといてやるからさぁ。腹減ったら食えよ。俺、明日っから仕事行かなきゃいけないし。」
「うん。ありがと。」

「シャワーしてくるね。」
「うん。」

ちょっと別館のために、女子用のとあるボディスキンを入れてるんですが、

妊婦に対応してるのがビックリ！！
お腹、大きいし！！リアル～。
上半身だけなのがちょっと残念なんですけどね～。

でも、シャワーする時もデフォでお腹大きくなって欲しいなぁ。
・・・あ、デフォはモザイクかかってるから関係ないのか。
ずーっとノーモザイクなので、これに慣れてしまってるなぁ。
ちなみにこっちの橘花、巨乳ですww
痩せてっからあんまり目立たないんだけどね！スライダー、最大ですよ。これで。

「せっかく左京が作ってくれたから、食べようっと。」

翌朝になったら、食欲が湧いてきた様子。
「うおぉぉぉーっ！」

トイレの詰まりを直してくれる左京。
その服はなんぞ？・・・と思ったら、仕事用の服でした。
「ね、橘花。お腹、触っていい？」
「いいよー。」

「わ！動いた！！」
「元気いいのよ！」

「オトコかな？オンナかな？」
「どっちかな？」

女の子を期待する方が間違ってるぞ。左京。
「じゃ、仕事行ってくるから！」
「頑張って！！」

ブリッジポートの街って、仕事が昼過ぎからなんですね！！
夜遊び推奨タウンってことかー！
ま、この二人には関係ありませんが。

そして、夜。
「左京、まだかなー・・・。」

昼は畑の手入れをして、左京の帰りを待つ橘花。
「橘花～ただいまー。あー疲れた。お茶汲みも楽じゃないなぁ～。」

「左京・・・。」
「どうした？」

「お腹、痛いーーっ！！」
「えええーーっ！？それって陣痛っ！？」

「産まれるーーっ！！」
「わぁぁぁっ！！ちょっと待って！ちょっと待ってーーっ！！」

「病院、行く！」
「あ・・・あ！そっか！！病院、病院ーーっ！！」

これ、『家か病院で産めば安産です』ってポップがいっつも出るけど、その他のトコで産まれることってあるの？
陣痛がきたら、だいたいほったらかしにしてるんですが、自ら病院に向かうもんなぁ。

地下鉄で！！
「・・・そりゃあ、俺の方が早く着くよな・・・。」

なぜこんな時にも、タクシーを使わないのか・・・。
つくづく、妊婦に優しくない街だなぁ。
「やっと着いた～。苦しい～。」
「大丈夫か？」

「ね、左京。立ち会って！」
「もちろん！！」

と、二人で病院の中に入ったかと思うと・・・

すぐに出てきました。
病院に着くまで時間かかりすぎ！
・・・で、やっぱり男の子orz
いいんです・・・。左京の子供に女の子なんか期待してませんから・・・。

「ね、車、欲しいね。」
「いつか必ず！！」

買える日がくるのか・・・？

帰りももちろん地下鉄。

「そりゃ俺の方が早く帰りつくわけで。」

あ。まだ天井、塗ってなかった・・・。
こうして見ると、塗ってないのがやけに目立つ。
しばらくして、赤ちゃん抱いて、やっと橘花が帰ってきました。
「可愛い・・・♡」

「左京、名前は？」
「うーん・・・。」

長男　陽飛（ハルヒ）と命名。（予定通り）

三人家族になりました！