Clementine Share House あとがき

皆様。
長い間、「Clementine Share House」にお付き合いいただきまして、本当に本当にありがとうございました！！
「爆乳音頭」の再生回数の伸びが異常で、笑いが止まりません。
皆様、お好きですね～(*^ｍ^)

思えば、昨年の8月からこの物語を書き始め、9ヶ月かかってやっと完結したという、非常に長く、そしてやっかいな物語でした。
あとがき、というか、言い訳、というか、この物語を9ヶ月間作り続けた間の出来事などを・・・。


まず、この話を始めたきっかけというのは、アンビションを入れて、いろいろと職業が増えて、『彫刻家でプレイしたいな～』という漠然とした思いからでした。
前は、以蔵とヒイナさんっていう二人の一生を追うだけのプレイ日記だったんですが、今度はちょっと、物語形式にしてみようかな、と軽い気持ちで始めた話で。
始めた時点で、チャールズ・クレメンタインっていう人物の構想は頭の中にあって、過去の人物で、橘花に彫刻をするように仕向ける役にしようというのは決まっていました。
だから、最初は、エリックが「チャールズ・クレメンタイン」その人で、幽霊、っていう想定でした。
で、同年代の他人が一緒に暮らすシェア・ハウスを舞台にしたかったので、大きな家を用意したわけです。

ダニエル・左京・宗太は最初から投入するつもりで進めてました。
で、橘花がツインブルックになぜか一人でやってくる理由を考えた時に、左京の追っかけ、ってことにすればいいな、と軽い気持ちで設定しただけなんです。
当初、左京の恋物語は全然やるつもりがなくって、次にレイト・ナイトが発売されるので、そのときにやろうかな～って思ってました。

ギルとロッタは、最初っから結婚までさせるつもりで、でも、二人いっぺんにクレメンタイン・ハウスにやってくる理由が思いつかなくって、まず、ギルが来て、ロッタちゃんが追いかけてくる、っていう形にしました。

それで、ずーっと書き進めていて、恋愛話を絡めるかどうかっていうのはずっと悩んでいて、でも、ダニエルと宗太、どちらも橘花の相手としてはちょっと違うような気がしてました。
左京は、あの家のお父さん的な存在だったので、本当に最初のうちは、まったく恋愛とは程遠い場所にいたんです。

・・・途中で、橘花のこと口説いたりしてましたけど・・・。

↓証拠写真


けど、クレメンタイン家の過去編をやる時に、橘花のパパが出て来て、しばらく家に居座ってしまって、左京のお父さん役が終わってしまいました（笑）
その過去編をやる、って考えた時に、エリックはやっぱり幽霊っていう存在じゃなくって、ちゃんと別に、チャールズ・クレメンタインっていう人物を作って、エリックはその使用人だったエヴァンスの子孫、ということにしました。
その話を考えて、ツインブルックの過去のワールドみたいなものを作ってプレイしている間に、非常に気分が乗ってきて・・・。
そこで、MODなどを駆使して架空話を作っているうちに、頭上の噴出しはやっぱり邪魔だな、とか、「です・ます」調の文体はおかしいな、とか、抱き合う時は裸だろう！とか、完全に方向性が、日常の出来事を追う話しから、作り上げたストーリー形式にと移行していったんです。
後期には、ポーズプレイヤーなるものも出て、シーンが作りやすくなったしね(^-^)

けど、その頃、ちょっと仕事が忙しくなってきて、数日、この物語から離れてしまったあと、実は動画の作り方などを覚えてしまって・・・(^_^;)ゝ
別ジャンルの動画を作ったりしているうちに、なんか1ヶ月くらい間が開いてしまいました。
でも、別に話を途中で終わらせるつもりはなくって、再開する前に、『あ。ちょっと全部読み返さないとダメだ。』と、そこまでの話を一気読みしてみたんですね。
で、読んでて、『あれ・・・これ・・・左京・・・だよな。』と思ったんです。
橘花の相手として。
橘花は元々、ユズのレプリカなので、ワタシの気持ちは橘花の気持ち。
ワタシが左京に惚れこめば、橘花も惚れこんでしまいます。（そもそも左京のファンという設定だったし。）
もう、そこからは主役が、左京に入れ替わってしまいました。

左京って、ま、子供の頃はちょっと甘ったれで、以蔵とかヒイナさんとかユリアさんにくっついて回ってて、でも成長して、結婚させよう、と思ったときに、なかなか相手が決まりませんでした。
マルゴさんと結婚させてはみたものの、なんだかワタシが、これ、違うな・・・と思って離婚させちゃったし。
だって・・・マルゴさん、左京との結婚式に来なかったんですよ！！
あの時、三回くらいやり直して、でもやっぱり来ないから、あらかじめ同居させてから結婚式を挙げたような、そんな記憶があります。
そこで自分が、マルゴさんのことがイヤになってしまって、しかも、左京って子供嫌いの特質があるんで、子供が出来たよーって言ってもちっとも喜ばないし。

だから最後、結雨が出来た時は、左京も橘花も、『子供嫌い』の特質は抜きました。
じゃないと、

こんなことしないからです。

まぁ、左京も、離婚してからは、それまでの無関心で冷たい部分はちょっと影を潜めて、穏やかになってたし、橘花と愛し合って、明らかに性格が変わったので、いいかな、と。

で、左京の子供なんですが、どうしても男の子しか出来ません。
橘花と付き合い始めて、お試しで何回か子供を作ってもらったんですが、何回やっても男でした(^-^;)
なので、男でも女でもいいような名前を考えました。
この、「結雨」って名前は、ライブの前に左京と橘花が本当に結ばれた時に考え付いてた名前で、女の子だったら「風花」とかでもいいかな？と思ってたんですが、結局、生まれたのが男の子だったんで、「結雨」になりました。

ちょっとこの後、橘花との間に二人目を作ってみようと思うんですが、また男だったらどうしよう・・・。
・・・あ、名前は、「はるひ」にしますww男だったら「陽飛」、女だったら「陽妃」って字をあてようかな、と。
ちなみに、結雨くんが出来たのは、

この時です。

結雨はホントに左京にそっくりで、

非常に可愛いです♪

最終話を書き上げるのに時間がかかってしまったのは、妊娠期間延長MODを抜き忘れていて、生まれるまで7日間もかかったせいです・・・。
だって、ロッタちゃんといい、京子さんといい、こっちが指示しないNPC状態の時に、勝手に妊娠しちゃうんだもん・・・。

赤ちゃん時代のSSがほとんどないのは、

↑たぶん、カスタムスキンのせいで、頭が陥没してるように見えるからで・・・。
幼児に成長させたら直りましたけど。


ギルとロッタちゃんの子供は、

男の子でした。

ガイくんって名前です。

どっちに似てるかな？
大きくなったら、鳥を乗せてあげようと思います。

田吾作と京子さんの子供は穂乃香ちゃん。

・・・あ、このショット、可愛いですね♪
男だったら「耕作」にしようと思ってました。

ん。
ちょっと京子さんの遺伝子も入ってるかな？
瞳は、コンタクト入れました。

大きくなったら、どんな子になるかなぁ。

「はぁ！？結婚式に来い！？しかも、出来ちゃっただと！？お前、出既婚なんて生意気なんだよっ！！」

「・・・ったく米沢のクセに・・・。」

↑田吾作に、結婚式に招待される左京の図。

「左京さん！穂乃香、可愛いでしょ～。」
「子供にまでそんなシャツ、着せるなよ。お前・・・。」

田吾作のファッションは、毎回悩みましたが、柄on柄で、しかも反対色の組み合わせがしっくりくるようです。

妊娠期間が長すぎて、どうしても我慢できなかった左京。
「お前・・・この世界では、普通、2～3日で産まれるもんじゃないのか？」
「どの世界？」

妊娠中でも出来ると知った、驚愕の事実。

でも、妊娠期間が長かったおかげで、橘花のお腹がだんだん大きくなっていくのがはっきりと分かって、なんだかこっちがわくわくしました。
「重いだろ？大きい子が産まれるんじゃないか？」
「標準くらいだって！」


「結雨！早く出て来いよ～。」
「そろそろかな？」


ところで、この最後の街、ロスとか言ってますが、「Brooklyn Heights」というカスタムワールドです。
当初、ロサンジェルスを模した、「Los Aniegos」というカスタムワールドを使おうと思ってたんですが、DLしてみると、広い！重い！
そしてなにより・・・海岸線がほとんどなくって、海の側に家が建てられない！灯台がない！海の色が汚い！！
・・・ってことで、

こちらにしました(^-^)
ブルックリンって、東海岸だけど、まぁ、いいやね。

で、カスタムワールドには、どんなメイドさんが来るんだろう、と雇ってみたら、
「あれ？君は・・・草彅くんかい？」
「いえ・・・ロヂャー・クリスチャンといいます。」

草彅剛でしたwww
しかも、「ロジャー」じゃなくて「ロヂャー」かよ。

なんか、似てるっつーの。
しかも普段着がチャイナ服。韓服があればよかったのにね～。

髪があったら、そこそこイケメンではないかと思うんですけどね。

この新しい家に引っ越してきて、最初に左京がとった行動は・・・
「う・・・ううっ・・・。」

ザックのポスターを見て、むせび泣いてました。
・・・なんで？
「ううっ・・・ザック・・・。」

「俺は・・・俺は・・・。」

「やるぜっ！！」

何を？

新居にもちゃんと、



以蔵とヒイナさんが出没します。

「パパ・・・ホントにいつまでいる気なの？」
「お前、僕がいなくなったら、ベビーシッター雇わなきゃいけなくなるよ？」
「預けに行くもん。」

「へーんだ。現金一括で車買っちゃったから、家借りるお金、なくなっちゃったもんね～。」

ホントは、橘花のためにミニクーパー買ったんですが、圭介の方が似合ってたんであげました。

最終話が、左京の独白形式になっているのは、最後の一文のためだけに、です。
最後の文言はこれ、ってずっと決めてたので。
最初からきちんと筋立てしていたわけではなく、途中で方向転換があったり、思いもかけない出来事があったりで、読み返してみると、整合性の取れない部分がたくさんあってすみません；；
ラストシーンを「これ！」と決めて、話をそこに繋げていくタイプなんですよ。ワタシ。
時間とやる気があったら、この話はもう一回台詞などを考え直して、書き直したいかな、って思います。
文体もちゃんと揃えて・・・。


今後のことなんですが、本当は、ダニエルと宗太の恋物語を、このロスを舞台にやろうと思ってました。
「よく考えたら・・・（考えなくても）橘花さん・・・ボクのお母さんになっちゃったってこと・・・？しかも・・・弟が出来ただって！？」

けど・・・話を考えてたら、なんかあんまり面白くないような気がして・・・
「ちぇっ。どうせ面白くないよ。俺らの話なんて。」

ゴメンよ、ダニエル・・・。
そのうち、気が向いたらやるから・・・。

なので、ツイッターでちょっと呟いたりしてたんですが、設定をがらっと変えて、パラレルストーリーをやろうと思います。
左京と橘花の、立場逆転ストーリーです。
また左京と橘花かよ！！・・・って思われた方、ゴメンなさい・・・。
ちょっと壊れた感じで作りたいので、別館でやろうと思ってます。


最後になりましたが、本当に本当に長い期間、このお話にお付き合いいただいて感謝しています。
3月に大震災があったりして、日本どころか世界が大揺れになった大変な時期でもありましたが、そんな時にこの物語を作っていた、ということは、一生忘れないと思います。

こんな話しが作れたのも、見てくださった皆様のおかげです。
ワタシは、自分が基本、ロム専な人間なので、こっそり見てくださって、むふっ、ってほくそ笑んでくださったり、こんな展開ありかよ！？って突っ込んでくださったり、エロ過ぎて見れない・・・///とか思ってくださる方が、液晶の向こうにたくさんいるんだ、と想像するだけで、本当に嬉しくなってしまいます。
そして、1話アップするたびに、リアクションをぽち、っとしてくださった方々、本当に励みになりました！！
もちろん、コメントをくださった方には、非常にたくさんのインスピレーションを貰い、最後まで書き上げられたんだ、と言葉では言い尽くせないほど感謝しています。

また、自作シムを快く出演させてくださった、ぽよ～んさん、まことんさん、お二人の支えなしには、この物語は出来ませんでした。
ロッタちゃんも田吾作も京子さんも、すっかりクレメンタインの物語の主要人物になって、左京と橘花をいつも見守ってくれました。
左京と橘花に代わり、お礼を申し上げます！！

本当に、本当に、どうもありがとうございました！！
皆さんが、左京と橘花に負けないくらい、幸せでありますように。