どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

火曜日, 5月 17, 2011

サプライズ

二人を制止する声が響き、教会の扉が開いた。

「だ・・・誰だっ!?」

そこに姿を現したのは、ギルだった。
「待て待て待て待てっ!勝手に結婚するんじゃないっ!!」
「え・・・。」

「ぎ・・・ギル!なんでここに!?」
「お前さー・・・なんで人に無断でこっそり結婚しようとするわけ?」

「え・・・だって・・・ツアー終わったし、もういいかなって・・・。」
「なんの準備もなしにか?」
「えっとー・・・。式場の予約とか忘れてたし・・・。」
「呆れかえって何も言えんな!!」

「橘花も橘花だ!それでいいのか!?」
「ワタシは別にいいんだけど・・・。」
「・・・左京、いくら橘花がああ言ったって、こういうのは手順が大事なんだ!」
「手順・・・って・・・。」

「ギルの言う通りだよ。」
「ロッタちゃん!」

「ロッタ!久し振り!!大丈夫なの?」
「うん!」
「あんまりお腹、目立たないね?」
「結構締めてるんだぁ。ドレスだしね~。」

「平気?」
「平気、平気!こないだは会えなくってゴメンね~。やっと落ち着いたんだぁ。」

思いもかけない、ギルとロッタとの再会だった。
「でも・・・なんでドレス?」
「決まってんじゃん!橘花と左京の結婚式でしょ?」
「え?」

「ロッタちゃん・・・誰がそんなこと・・・。」

左京がロッタを問い質そうとした、その時・・・

「じゃーん!真打登場!!」
「け・・・圭介さんっ!?」
「僕に決まってんだろ?」

「圭介さん・・・どうして・・・?なんでここに・・・。それに・・・ギルとロッタちゃんは・・・。」
「どうしてかって?お前らの行動パターンなんか読めてるんだよ!」

「ツアーが終わったら、お前のことだからすぐ結婚するって言うに決まってる!でも、橘花に聞いたら、お前はなんの準備もしてないみたいだった。で、やっぱりツアー終わって、すぐ来たろ?そんで、灯台見に行くなんて出て行った。灯台のそばにはここがある。ここは橘花の気に入りの場所なんだ。突然、二人っきりで結婚式挙げちまうかもしれないって踏んで、あらかじめ召集かけといたの!」
「召集・・・?」

「ギルくんとロッタくんだけじゃないよ。みんな集まってくるさ!」
「え・・・。」

「どうだ!参ったか!!」
「・・・ビックリしすぎて・・・リアクション出来ないや・・・。」
「そうだろう!ザマミロ!!」
「だから・・・昨日からここにいろ、ここにいろって、言ってたんですか?」

「まぁね。」
「けど・・・俺たちがここに来なかったらどうするつもりだったんですか・・・?」
「そりゃ、僕が誘導するに決まってんだろ?」
「そっか・・・。」

「橘花さ・・・昔っからここで結婚式挙げたい・・・なんて言ってたんだよな・・・。」
「え・・・。」
「僕だって・・・橘花の晴れ姿が見たいんだ。娘の手を引いて、バージンロード、歩きたいんだよ。」
「あ・・・。」

左京はこの時初めて、父親としての圭介の心境を知った。
自分たちは勝手に籍を入れて、結婚して、それでいいかもしれない。
けれど、圭介は圭介なりに、娘を嫁がせるための儀式が必要だったのだ。
「圭介さん・・・。すみません・・・。」
「悪いと思うんなら、僕の願い、叶えてよ。」
「けど・・・俺、ホントになんの準備も・・・。」
「そのためのギルくんとロッタくんなんだよ!」

だからこそ、圭介は、あらかじめお膳立てしていたというわけだ。

「じゃ、橘花!準備しに行こ!」
「え?なんの??」

「いいからっ!こっち、こっち!!」

「ちゃーんと控え室もあるじゃん!」

「ロッタ・・・なんなの・・・?」
「ドレスに着替えなくっちゃ!!」

「ドレスって・・・でも・・・。」
「あたしのお下がりで悪いんだけど、持ってきたから!」
「え・・・。」

「でも・・・あたし、お腹こんなだから、手伝ってあげられなくって・・・。」
「ひ・・・一人で着れるかな・・・。」
「だいじょぶ!助っ人呼んであるから!」
「助っ人・・・?」


「さぁ!左京、お前はこっちだ!」
「え?お・・・俺・・・?」

「お前だって準備が必要なんだよ!そのまんまの格好で結婚式挙げるつもりか?」
「けど・・・タキシードなんて・・・。」

「大丈夫だ!俺のを持ってきた。」
「お前の・・・?デカイだろ・・・それ・・・。」

「裾、20センチ切ってきたから大丈夫だって。」
「20センチ!?俺、そんなに足、短くねぇよ!!」

「ま、いいから来いって。」
「う・・・。」

橘花も左京も、それぞれ支度をする為に、控え室に引っ張って行かれた。

「橘花ちゃん。久し振り!」
「京子さん!!」

控え室に入って程なくして、そこに京子がやってきた。
「助っ人って・・・京子さんだったんですか!?」
「あなたのお父様に連絡貰ったのよ。で、ロッタちゃんとも連絡とってね!」
「パパったら・・・。」
「・・・さ。早速着付けしてあげるわ!」

ロッタには着付けは無理なので、京子を呼んでおいた、というわけだ。
ほどなくして田吾作もやってくるだろう。

「おい、ギル。ホントに20センチも切ったのかよ・・・。」
「そこ、突っ込みどころじゃないぞ?・・・ま、20センチは冗談だが・・・。」

「なんだ・・・。」
「お前、座る前に着替えろっての。」

「橘花も着替えてんの?」
「ま、ロッタのお下がりだがな!」
「見てきて・・・いい?」
「バカか。お前。とっとと着替えろ!」

男の着替えなど、あっという間に終わる。
「・・・こんなもんか・・・?」
「おお!似合うじゃないか!裾もそれでちょうどいいなぁ。」

「何センチ切ったんだ?」
「10センチくらいかな?ロッタに直してもらったから、俺は知らん。」
「・・・なんか・・・収まり悪い・・・。」

「橘花に見てもらってきてもいい?」
「行くなっての!楽しみは本番までとっとけ!!」
「え・・・俺が見てもらいたいんだけど・・・。」

「・・・あ、そうだ・・・髪、どうすっかなぁ・・・。」
「え?こんままでいいよ。」
「あげた方がカッコつかないか?」
「少ないからイヤなんだよっ!」
「別にハゲてはないからいいだろう?」

「ハゲたら即、ヅラ被る!!」
「どうでもいいことでエキサイトすんな。座っとけ。」
「座るよっ。」

・・・と、ギルに促され、座ってはみたものの、どうにも落ち着かない。
「・・・。」

「えーっと・・・。」

「左京、どこに行く。」
「橘花・・・着替えたかな・・・って・・・。」

「女は支度に時間がかかるんだ!出来上がったらロッタが呼びに来るから、座っとけ!」
「・・・うん。」

「・・・。」
「ちっと落ち着けって。橘花は逃げやしないって。」
「うん・・・。」

そうは言われても、そわそわとして落ち着かないのだ。

「うん!キレイだわ!!」
「ホント!似合う~!」

「ぴったりね!」
「橘花、あたしとあんまり体型変わらないからね~。」

「でも・・・ちょっと長い・・・。」
「ヒール履けば大丈夫よ。」
「裾、踏みそう・・・。」

「そうだ!髪もちょっと上げたほうがいいわね。お化粧もしなくっちゃ!」
「え・・・このままでいいのに・・・。」
「ダメよ!・・・そうねぇ・・・可愛い感じがいいかな?」

「ほら!これならいいでしょ?」
「なんか・・・ワタシじゃないみたい・・・。」
「可愛いわよ!ロッタちゃんの時は、すっごく大人っぽかったけど、ドレスって、着る人によって雰囲気変わるわね~。」

「こんなんで・・・大丈夫かな?」
「何が?」
「左京が・・・ワタシだって分からないんじゃ・・・。」

「分からないような男はやめなさい。」
「でも・・・。」

「橘花ちゃん・・・でも本当に見違えるくらいキレイよ。」
「え・・・。」
「左京くん、感動して泣いちゃうわよ?きっと。」

「ホントに・・・大丈夫かな・・・。」
「もっと自信持って!胸張って!」
「なんか・・・左京にもそんなこと言われました・・・。」

「私、お父様に知らせてくるわ。お客さんが集まるまでもうちょっとかかるかもしれないし、待っててね。」
「はい。」


さて一方の左京であるが・・・。

「左京、どこに行く?」
「いや・・・。」

「ションベンだよっ!」
「すぐ戻って来いよ。」
「分かってるって!!」

「どうしてああも落ち着きがないかねぇ・・・。」

・・・と、ギルが呆れるほどである。

「はぁ~・・・ん、しょっと・・・。」

「・・・なんでこう落ち着かないんだろ・・・。」

「・・・出るもんも出ねえや・・・。」

「・・・。」

「・・・髪、上げたりしてみる?」

「こんな感じ・・・?」

「むっ・・・誰だ?このおっさん・・・。」

「やっぱやめっ!」

「このまんまでいいや・・・。」

「・・・橘花・・・支度、終わったかな?こっちの部屋だよなぁ・・・。」

「左京っ!!」
「おわっ!!」

「お・・・脅かすなよ!ギルっ!!」
「お前の部屋はこっちだっ!!」

「座っとけ!!」
「・・・はーい・・・。」

「・・・あ。思い出した。」
「なに?」
「俺、お前に一つ、説教せにゃならんことがあった。」

「なんだよ。説教って・・・。」
「座れよ。」
「うん。」

「なに?説教って・・・。」
「お前・・・橘花のこと、イカせてやってないんだって?」
「なっ・・・なんの話だよっ!?」

「お前さー・・・自分ばっかり楽しんでイッて、橘花のこと、考えてないだろ?」
「橘花に・・・聞いたの?」
「ま、橘花から話し振ってきたわけじゃないけど、あいつ、よく分かんないって言ってたぜ?」

「よく分かんない・・・?」
「お前、もそもそやって、挿れて、出して、そんで終わりじゃないだろうなっ!」
「それだけじゃ・・・ないつもりだけど・・・。」

「お前・・・女がイクまで、自分は我慢しろっ!!」
「だって・・・女がイッたかどうかとか・・・分かんねぇんだもん・・・。」
「お前、その年で今までなにやってたんだっ!!」

「俺・・・もともとセックスってあんまり好きじゃなくって・・・。橘花だけなんだよなぁ・・・。こんなに抱きたいとか、喜ばせたいとかって思うの・・・。」
「ダメだ・・・こいつ・・・。」

「それにあいつ・・・フェラとかすっげぇうまくってさ・・・なんか・・・俺の方が訳分かんなくなっちゃって・・・。」

「お前、橘花にそんなことさせてんのかよっ!?」
「だってしてくれるんだもん・・・。」
「橘花、そんなに慣れてんのか?」
「いや・・・初めてって言ってたけど・・・。なんであんなにうまいんだろ・・・。」
「そりゃお前・・・よっぽどお前のこと愛してるんだなぁ・・・。・・・で?」

「え?」
「お前は?」
「えーっと・・・。」

「挿れたら気持ち良さそうな顔するから・・・いいのかなって・・・。」
「バカ野郎か!お前はっ!!」

「いいか?お前、橘花の喘ぎ声が止まらなくなるくらい乱れさせろ!」
「ふむ・・・。・・・どうやって?」
「指でも舌でも道具でも、なんでも使え!挿れるのは、橘花が乱れまくってからだ!!」
「ど・・・道具!?」
「そこに食いつくなっ!!」

「それ・・・なんか可哀想じゃないか!?」
「誰が?」
「俺がっ!!」

「我慢出来ねぇよっ!!橘花が乱れるトコなんか見たらっ!!」
「根元縛ってでも我慢しろっ!!」

「そしたら・・・橘花の最高に色っぽい顔見られるのになぁ。」
「・・・。」
「・・・どうした?」
「・・・俺・・・想像したら勃っちゃったんだけど・・・。」

「・・・抜いてこい。バカ。」
「・・・そうする・・・。」









こんな話のところで続くっ(*≧∇≦)/

4 件のコメント:

  1. こんにちわ~♪
    まとめてみましたぁ(*^^)v

    ちょっとまったー!!はい、これワクワクでしたん♪
    うんうん、やっぱり式してほしいですね~楽しみです♪

    やっぱり髪型で印象がだいぶ変わりますよね~
    私も試したんですけど…うん、また新しい感じでしていいですよね(*^_^*)

    左京さん…セクシーからダンディーへ(笑)

    橘花ちゃんもかわいいし♪


    って…左京さん…抜くんかいwww

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  2. こんにちわ~!

    やっとここまで来ました!
    去年の以蔵とヒィナから全て見させてもらいました~!
    な、長かった・・・(TДT)

    改めてシムズってここまでできるんだ、すげぇw
    って思いましたけどユズさんがスゴイんですよねぇ~
    もぅ素晴らしかったです!

    そしてやっと結婚ですねぇ~w
    ってこれから結婚式なのに、し、下ネタwぉぃw
    俺も左京さんに続く・・・・ト、トイレw

    あ、肝心なの言ってなかった
    ポスターDLさせてもらいました~
    俺もブログやらせてもらってるので
    そのうち画像に載っちゃうと思います、スミマセン(^_^;)

    後、貼らせて下さいねw

    返信削除
  3. こくいさん、こんばんは!!
    ブログが不調だったせいで、SSが撮り溜まってましたんで、さくさく進めてみました~(^-^)

    「ちょっと待ったーー!!」が、ないとねっ♪
    ちゃんと式挙げなきゃダメだってば、左京・・・。
    なんてせっかちな男なんでしょうか。
    いろいろと早いです(えww)

    髪型ね~雰囲気変わりますね~っ!
    左京・・・ホントにおっさんくさくて・・・(^_^;)ゝ
    まぁ、あれが、年相応ってことですよ。きっと。
    今の左京が若すぎるんです。
    橘花はだいたいどんな髪型でも似合うんですけどねぇ。
    ドレスを着せて、髪型、どれにするかってかなり悩みましたが、無難な感じにしてみました。


    あ!ザックがレンの髪型してるヤツ、ワタシも好みだわ~(*^-^)人
    休憩時間中に見てしまって、なんか、一人でにやにやしてましたww
    こくいさんの代理人さんの素顔が見たいぞ!!
    今度見せてね♪

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  4. けーくんさん、始めまして!こんばんはー!!
    けーくんさんって・・・どうなの!?
    けーくん、だけでいいんのかしら・・・。

    以蔵&ヒイナ、全部読んじゃったんですか!!
    ・・・それは・・・お疲れ様でした・・・m(_ _。)m
    読んでいただくのが申し訳ないくらい長くて・・・。
    しかも、最初の方なんか、本当にただのプレイ日記ですよね・・・。
    1本が短いし・・・。

    やっとこの頃、架空の話を作って、台詞を乗せていくってのを覚えまして(^_^;)ゝ
    シムズってゲームで、どこまで表現出来るんだろう、って面白くなってきたところなんですよ~。
    一律の動きしかしないけど、台詞とか、捉える表情によって、そんな心理が働いてるように見えるから不思議です(^-^)
    最近はポーズMODとかも出て来て、表現の幅が広がったし!

    そして・・・すみません・・・結婚式の直前で下ネタで・・・。
    ちゃんとギルに説教させとかなきゃ、って思ったら、もう、このタイミングしかありませんでした。

    ポスター!どうぞどうぞお持ち帰りください!!
    嬉しいです~O(≧▽≦)O
    ブログ、やってるんですね!見に行きます!!
    あちこちのサイトさんで、左京とか橘花のポスター見たら、わくわくします!!
    亮さんとザックも、許可をいただいているので、どうぞ~♪

    トイレに貼ってもいいですよ(* ̄m ̄)ぷぷっ

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