どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

日曜日, 10月 24, 2010

知った事実

「橘花ちゃん。」
「ん?」

左京が役場から戻ってくると、キッチンに橘花がいました。
「なに?」
「ちょっと・・・話しがある。」

いつになく真剣な表情の左京。
なにかあったのだろうか・・・と橘花はどぎまぎしていました。
「・・・話って?」
「この家のことだよ。君、最初、家賃はいらないって言ったよね?」
「うん・・・。」

「それはどういうわけだ?君、訳あって・・・って言ったよな?訳ってなんだ?」
「あ・・・えっとー・・・。」
「君・・・両親は?何してる人?」
「え?母は亡くなったけど・・・父親は、今、外国で仕事してるの。」
「外国で?橘花ちゃんのお父さんって・・・資産家なのかい?」
「ぜーんぜん!売れない作家で、外国のルポ書いてて・・・。」

「じゃ、なんで?なんでここに住んでるんだい?」
左京に問い詰められ、橘花は話すしかない、と腹を決めました。
「あの・・・知らないオジサンに、ここに住んでいいって言われたの。彫刻さえしてくれればいいからって・・・。」
「知らない人?」
「うん・・・。」

「見ず知らずの人がどうして君みたいな女の子に、これだけの家と土地を無償で提供するんだ!?本当に知らない人なのか!?」
「うん。ワタシがこの街に来た日に初めてあった人。」
「その人は・・・君のパトロンとかじゃないのか?」

「そんなんじゃない!だって・・・それっきり会ったこともないんだよ!」
「じゃあ・・・どうして・・・。」

「・・・どうして、この家は君の名義になってるんだ?」
「え?」

「ワタシの名義に?そんなわけないじゃない!」
「調べてきたんだよ、役所で。登記簿上、間違いなくここは君の名義になってる。」

「え・・・な・・・なんかの間違いよっ!そんなわけないもんっ。」
「けど・・・。」

「ありえないからっ!ワタシ、あのオジサン探し出して、ちゃんと訳聞くからっ。」
「橘花ちゃん・・・。」


今・・・左京から聞かされた話はなんだったのでしょうか?
「この家がワタシのモノ・・・?なんで・・・?」

問いたいのは橘花の方でした。
あのオジサンが口にした、『チャールズ・クレメンタイン』という名前。それからこの家の名義のこと。
ここは・・・チャールズ・クレメンタインの持ち物なのでしょうか?
しかし、チャールズは200年近く前の人物なのです。

「あ!橘花、おはよ!あのさ、今日、休みなんだー。」
「そう。」

「どっか遊び行かね?天気いいみたいだぜー。」
「・・・ゴメン。なんか気分乗んないや。」

「そ・・・っか。残念・・・。(元気ないんでやんの・・・。どうしたのかな・・・?)」

振られてしまいました。残念。

夜。
以蔵がやってきました。

そして、
「あ、おばさん。こんばんは。」

ヒイナさんもやってきました。
「やぁ、母さん。今、父さんとテレビ見てたとこ。」

↑ロッタちゃんのベッド
二人はあいさつを交わしていました。


「橘花さん、お父さんになんか言われた?」
「ん?」
「昨夜、二人で話してたろ?」

たとえあれこれと疑問があっても、橘花には彫刻を作ることしか能がありません。
「ああ・・・。言われたっていうか・・・。」
「なんか嫌なことでも言われたんじゃない?」

「なんで左京が嫌なことなんか言うのよ。違うよ。」
「だったら・・・なに?」
「なんでもないよ。」

『なんでもないなら・・・なんでそんな顔してんだよ・・・。』

宗太の目にも、橘花が元気がないように見えました。
二人で何を話していたのかは分かりません。
けれど、左京が言ったことが橘花の顔を曇らせているのだろう、と宗太は思っていました。






以蔵とヒイナさん。
話の筋に全然関係ないんだけど、二人同時に出てきたのが嬉しくって嬉しくって(ノ_-。)
二人で話してくれたりしたら、もっと嬉しかったんだけど、そうはいかないですね。

ところで、最近、記事のタイトルが全然思い浮かびませんっ。
この回、『迷探偵・左京』とかにしようかとも思ったけど、そんなふざけた感じなのもなんだしね・・・。

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