「まだ結婚しなーい。」

「なんだよ、それ・・・。ま、ここは家賃もタダだし、場所も便利だしな。」
「イケメンいっぱいいるし。」
「このアマ・・・。」

「けど、ロッタ。この家だと・・・。」
「ん?」

「こういうこともそうそう出来ないぜ?」
「やってんじゃん。」

「んー・・・っ。」

「ね、ギル・・・。」
「ん?」
「浮気、しないでね?」
「こっちの台詞だっ。」

二人がいちゃついている頃、橘花はスクラップ置き場で穴掘りをしていました。
「ここなら掘ってもいいよね。」

「どんくらい掘れたかな?」

「よいしょっと。」

「おー。結構深いかもー。」

「入ってみよっ。」

前回、家の庭を掘った時、貴重そうな宝石を見つけてしまったので、味を占めて、穴に入ってしまいました。
「あ!ロッタちゃん!橘花ちゃん見なかった?」
「橘花?朝からいないような気がするけど・・・。」

「お!宗太!橘花ちゃん、見なかった?」
「ううん。どしたの?」

左京は、この家のことについて橘花に聞いてみたいと思っていたのですが、探す時に限っていません。
「どこ行っちまったんだろうな。橘花ちゃん。」

「仕方ない・・・。話を聞いてからと思ってたけど・・・。」

「ちょっと調べてくるか。」

左京が向かった先は、役場でした。

ここで調べれば分かるはずです。
しかし・・・。
「はい、ギル。あんまり鍛えすぎもよくないよー。」
「おー。ロッタ、お前、マッサージうまいなぁ。」

「んん~・・・気持ちいいー。」
「家でまで鍛えなきゃいけないのー?」
「ま、軍人なんて体力勝負だからな。」

「ギル、ずーっと軍隊にいるの?」
「うん?そのつもりだが?」

「どうした?」
「ううん。ギルは軍人さんになるのが夢だったんだよねー。」
「夢って言うか、まぁ、憧れではあったな。」

二人がいちゃいちゃしている頃・・・
「あれ?橘花さん、いたの?」
「うん。スクラップ漁りに行って、帰ってきて寝てた。」

「あ、そうだったんだ。」
「どうしたの?」
「うん。お父さんが橘花さんのこと探してたから。」

「左京が?なんだろ。」

左京がこの家のことについて調べに行ってることも知らず、のんきにご飯を食べる橘花。
「・・・おかしい・・・。」

役場に行っていた左京が、腑に落ちないといった表情で出てきました。
「どういうことだ?」

「橘花ちゃんって・・・何者なんだ・・・?」

「これだけの立地にこの家と土地だぞ・・・。」

改めてこの家を眺めてみると、その立派さに圧倒されます。
「俺ら、今まで能天気に暮らしてたけど・・・。」

左京、なにを調べてきたのでしょうか。
初めて「身長スライダー」なるものを使ってみました(^-^;)ゝ
他の人はいいんだけど、ギルが背が低い(みんなと同じ)ってのが、どうにも気になって気になって・・・。
このくらい、正式に実装されててもいいと思うんだけどなぁ。
5段階くらいで。
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